収入と支出を見直す
経済がいきづまっているには、必ず理由があります。
まず収入と、支出を点検する必要があります。
収入より支出が多い場合、成り立つことはありません。
前回、この記事に載せた私の例のように、収入が15万円程度で、支出が20万円もある場合には、毎月赤字です。足らないぶんは何処かから、調達しなければなりません。
自分や家族の貯金や、身内に借金できるところがあれば、まだよいですが、無い場合は何処かから借りてこなければなりません。
これが積もってきて大変なことになるわけです。
また、今は貯金等がある場合も、やがて大変なことが見えています。
まず、支出の部分を再度検討しましょう。
飲みに行く、遊びに行く費用を削り、レストランやファミレスなど外食に掛ける費用を減らし、あらゆる面の支出のチェックをしましょう。
これからの時代、景気が右肩上がりで上がっていくような状況はなかなか来ないでしょうから、収入が増えていくことは、かなり大変でしょう。
ならば、支出を減らし、経済が安定するよう最善の努力をするべきです。
身の回りの支出を見つめ直してください。
新しき出発を
しかし、前出の私のように、すでに経済が廻らなくなっている人も、数多くいます。
こうした状態にある場合、自力での脱出はかなり難しいです。
だんだんと安価で借り入れできるところはなくなり、消費者金融などの高利なものや、いくつもの借金を抱えるのが常になります。
すると、借金の額が増え続けるので、返すことはだんだんに困難な状態になってきます。
借金の一つの例を挙げます。
100万円を15%で借りると、毎月25000円の返済で約4年強掛かります。
これを25%の利子で借りると、同じ返済額で実に8年掛かるのです。
返済総額で約90万円、返済期間で3年以上違ってくるのです。
こうしたものが雪だるま式に増えてくるので、相当な景気回復がないと返済は不可能と
なります。
こうした方が増えているため、国を挙げて救済制度ができています。
これを活用し、今までのものを全て棒引きにする、自己破産等があります。
しかし、これは多くの人に迷惑を掛け、また自分の汚点も残すことになりますので、できれば勧めません。でも、これもどうしようもない人には一つの道です。
わたしが勧めるのは、今の月々の返済を減らし、支払いを楽にする、「特定調停」です。
少しやり方等が難しい面があったりしますが、今の返済に困っている人にはお勧めです。
弁護士等に相談されて、行うのも結構ですがやはり費用がそれなりにかかります。
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編集後記
平成不況以来、今だ不況が続いているような気がします。
この逆境に遭ってここから脱出するに当たり、どうしても、自助努力の精神が必要であろうと思います。やはり人任せ、他人任せでは成り立っていかないであろうと思います。
あらゆる苦難、困難は自分を鍛える砥石であると言われます。
本当にそうなるよう頑張って自助努力しなければと考えるこの頃です。
最後までお読み戴きありがとうございました。